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缶コーヒーのブラックはなぜ不味いのか?の答え
最終更新日:2020/10/21

なぜ缶コーヒーはまずいのか?
昔と比べかなり美味しくなりましたが、
まだまだコンビニのコーヒーにも及びません。
不味いとはよく言いますが、「なぜ」を言えるようにしておこう。
缶コーヒーが不味いのは3つの要素があります。
1、香りが無い
コーヒーとは不思議なもので、香りが無いと不味い。
もちろん香り以外もダメだから不味いのですが、
まず一つの要素としては香りです。
香りは挽き立て(コーヒー豆を細かく砕いたばかり)じゃないと出ません。
挽いたもの(粉)を買って飲む場合、買ったばかりは美味しくても、
半年も経てば不味いコーヒーになります。
これは不思議なもので、どんなに美味しい豆も缶コーヒーの味に近づきます。
2、コーヒー豆が粗悪
缶コーヒーはほぼ不味い豆のブレンドです。
ほとんどはロブスタ種と呼ばれる安くて不味い品種を使っています。
不味くてとても喫茶店では出せないような品種です。
インスタントコーヒー用の品種とも言える(産地では飲まれているので失礼ですが・・・)。
美味しいのはアラビカ種。
だから、アラビカ種を使っている場合はわざわざ書いてあります。
最近の缶コーヒーだと、タリーズのブラックコーヒーに書いてありました。
これはアラビカ種100%。
騙されたと思って飲んでみたら、缶コーヒーにしてはとても美味しい。
香りはやはりありませんが、缶コーヒーとしては90点です。
コンビニコーヒーと比べたらまだ余裕で負けますが・・・
やはり挽き立てには勝てません。どうやっても。
ちょっと前はジョージアのブラックがよく頑張っていると思えたものですが、
もうこれを飲んだらジョージアは飲めない。
毎年よく進化しているものです。
3、大量生産
大量のコーヒー豆で作るため、ベストな抽出は不可能。
ハンドドリップなら少量の豆で丁寧に入れますが、
缶コーヒーはそういうわけにはいかない。
生産性が第一なので、少々味が悪くなっても仕方がない、と。
豆が多くなると長時間の抽出になり、
苦味、コクが過度に出過ぎてしまいます。
酸味は「さっと通す」ことにより生まれるので、大量生産ではほぼ不可能。
よって、苦味とコクばかりの缶コーヒーができてしまいます。
いくら高級豆を使おうが、製造過程に限界があります。
まとめ
コーヒーの味はするが、香りと酸味が少ないロブスタ種を使用。
それに加え大量生産による味の低下=缶コーヒー。
今はアラビカ種の缶コーヒーができて美味しくはなりましたが、
それでも不自然にコクが強い、インタントチックな味です。
良い豆を使っても香りが無くなり、大量生産での最悪な抽出、そして劣化により味が変化。
それを補うために香料を入れたりと、いろいろ工夫されています。
コーヒーは都度少量ずつ淹れてこそ美味しい飲み物です。
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以上、「缶コーヒーのブラックはなぜ不味いのか?の答え」でした。
でも本当、最近はマシになってきています。
機会があれば、さっき説明したタリーズのブラックを飲んでみてください。
そう、缶コーヒーを飲むのなら、カプセル型のコーヒーがおすすめです。
こちらをどうぞ→カプセル式コーヒーメーカーの比較
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