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「銀行はなぜ金行ではないのか」その理由と歴史
最終更新日:2020/10/21
ごく一般的に馴染みのある「預金」「融資」「為替」の主要業務を行う銀行。
ふと「なぜお金を扱っているのに金行ではないのか」と思ったことはないだろうか。
銀行の歴史
日本の江戸時代には「両替商」と言うものが存在しており、
そこでは大商人、大名貸しなどの融資業や決済代行業務を請け負っていました。
※大名貸し:諸藩における商品調達および年貢米売却などの代金の管理・国許および、
江戸屋敷への送金、資金が不足した場合の貸付を行う仕事。
では、初の商業銀行はいつごろ出来たのか。
それは明治時代、1873年(明治6年)国立銀行条例によって第一国立銀行が誕生しました。
この銀行は第一勧業銀行を経て現在のみずほ銀行となっています。
銀行の名称が決まった議論
明治時代では開国とともに多くの海外文化が流入し、
その中に、アメリカの国立銀行法「National Bank Act」がありました。
この「Bank」を訳す際、福沢諭吉など当時の学識者が集まり議論しました。
案としては「金舗」「金司」などの案もありましたが、
「金と銀を扱う店と言う事で金行か銀行にしてはどうか」と「金行より銀行の方が発音しやすい」
と言う事もあり「銀行」に決定した様です。
その他の理由
当時の中国(清)が銀本位制をとっていたから。
日本では金より銀の方が流通量が多かったから。
などの説もあります。
では、銀行の「行」はどこから来たかと言うと
「行」と言う文字は中国語で「店」と言う意味があると言う事で単純にくっつけたようです。
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銀行関連で、銀行のトップは社長ではなく、頭取と言う名前になっている理由は知っていますか?
・銀行のトップはなぜ「頭取」なのか?
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以上、「銀行はなぜ金行ではないのか」その理由と歴史でした。
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