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食べ放題の「バイキング」は日本でしか通じない!?
最終更新日:2020/10/21
![バイキング](https://zatugakuunun.com/wp-content/uploads/smorgasbord-792906_640.jpg)
好きな料理を好きなだけ食べることが出来る「バイキング」ですが
実は、日本でしか通じない言葉と言うのはご存知でしょうか?
日本でしか通じない「バイキング」
バイキングは和製表現。
日本語では「バイキング」と呼ばれている食べ放題ですが、これは日本でしか通じません。
では、なぜ日本では食べ放題の事を「バイキング」と呼ぶようになったのか?
それは1957年に目玉となるレストランを模索していた、帝国ホテルの社長の犬丸徹三氏が
旅先のデンマークで出会った「好きなものを好きなだけ食べる」というスタイルがきっかけとなっています。
ヨーロッパでの食べ放題とは
欧州や北欧の一部では「スモーガスボード」と呼ばれる。
バイキングと言う語そのものは、英語の「ヴァイキング(Viking)」から由来しますが
これは北欧の海賊のことを指す言葉です。
なので、食べ放題であるバイキング方式に対応する言葉は
欧州や北欧の一部で呼ばれる「スモーガスボード」だったり、フランス語と同じく「ビュッフェ(buffet)」と呼ばれます。
日本では「バイキング」も「ビュッフェ」も同じ意味で使われています。
スモーガスボードは言いにくい
画像引用元:wikipedia「食べ放題」
スモーガスボードと言う言葉は馴染みのない言葉。
犬丸徹三氏が次の目玉となるレストランにおいて「スモーガスボード」は非常に言いにくい馴染みのない言葉でした。
なので、新しいレストランの名称を社内で公募したところ「北欧といえばバイキング」という発想と
当時の帝国ホテル脇で上映されていた「バイキング」という映画の中の豪快な食事シーンが、とても印象的だったことから
新しいレストランの名前を「バイキング」として、1958年には新しく開館した帝国ホテル第二新館に「インペリアルバイキング」をオープンしました。
そしてこのレストランはとても好評となり、これを模した後発店が定額の食べ放題のシステムを「バイキングスタイル」としたことから
日本では食べ放題の事を「バイキング」と呼ぶようになったのです。
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ちなみに、船の進水式のときにバイキング時代の風習が関係していることは知っていますか?
・シャンパンを進水式で割る理由とは
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以上、食べ放題の「バイキング」は日本でしか通じない!?でした。
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