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クジラが陸上で生きられない(すぐ死ぬ)理由
最終更新日:2020/10/21
父「クジラって哺乳類だから空気を吸って呼吸しているんだよ。」
子「なら陸でも生きられるよね?」
するどい質問を返され言葉に詰まる父。
アザラシは陸で休む。クジラはそういえば、よく打ち上げられて死んでるな・・・。
父「生きられないみたいだよ。なぜかは知らないけど。」
子「なんで?なんで?なんで?なん(ry」
黙らせるために続きを読んでおこう。
クジラはなぜ陸上で生きられないか?
クジラは陸上だと体重により内臓が押しつぶされて、呼吸ができません。
というのが答えなんですが、もう少し詳しく。
クジラは基本は水の中にいるので、水圧は全身からほぼ均等に加わります。
それが、陸上だと気圧が上から下へ、そして体重が加わる。
これにクジラは耐えられないものです。
陸上に上がると呼吸ができないので、わずか数分で絶命してしまいます。
ただ、時々助けられているクジラがいるので、状況によって変わるとは思います。
海でも陸上でも上手に生きる哺乳類もいますが、どちらもやや中途半端な性能です。
クジラは陸を完全に捨て、海に特化して進化した哺乳類。
陸を捨てたため、巨大な体を手にいれた。
この決断力。見習いたいものです。
ならイルカは?
イルカは体重が軽めなので、すぐには死なない。
水族館のイルカショーを見ればわかりますが、
陸上でも素晴らしい演技をしています。
訓練の成果でもありますが、このように体重に負けて呼吸ができなくなることは少ない。
ただ、浜辺に打ち上げられて死ぬイルカもいます。
日本でもたまにニュースになっていますが、クジラほどではない。
砂地は動きにくいので、やはり動けないとどうにもなりません。
シャチは?
シャチは陸上に強い。
浅瀬の獲物を捕食するので、陸上でもどうにか動くことができます。
ヒレの力がすごく、知能も良い。
アザラシなどにとっては恐ろしい生き物です。
ただ、海岸への打ち上げがゼロかというと、そうではない。
死ねば打ち上げられるので、ニュースにはなります。
・・・とまぁ、クジラは特に弱いということは知っておきたい。
ちなみに、クジラも魚介類に分類されます。
哺乳類じゃなくて?と思う方はこの記事をどうぞ。
魚介類の「介」の意味と語源とは?
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以上、クジラが陸上で生きられない(すぐ死ぬ)理由でした。
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