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どさくさに紛れての「どさくさ」とは何?その由来とは
最終更新日:2020/10/21
「どさくさに紛れて逃げるぞ!」
このような感じで、この言葉が使われると思います。
どさくさとは突然の出来事によって混乱している状態のことを言いますが、
この「どさくさ」とは何から由来しているのでしょうか?
言葉の発祥
言葉の発祥は江戸時代の博徒達の隠語。
博徒たちはお上(主君や主人)の目を盗んでご法度の賭場を開いていました。
その人たちが一番怖いのは役人による手入れです。
※手入れとは、操作や検挙のための現場や犯人の居所に踏み込むこと。
ふだんは見て見ぬふりをしていても、突然に賭場の現場に踏み込むことがありました。
この手入れのことを博徒たちが「どさを食う」と言っていました。
どさくさの「どさ」とは
画像引用元:wikipedia「佐渡金山」
どさくさの「どさ」は佐渡のことを言う。
一説には、どさくさの「どさ」とは佐渡をひっくり返した言葉のことのようです。
江戸時代に幕府が佐渡金山での働き手がたくさん欲しいとき、とりあえず博徒たちを捕まえようとしていました。
賭場に突然役人が踏み込んだ時に、逃げ回る博徒たちで混乱していることから
語呂よく「どさくさ」と言い習わすようになったとされています。
どさ回り
画像引用元:wikipedia「佐渡金山」
「どさ回り」も「どさくさ」と同じ
佐渡金山は幕府が博徒を捕まえてでも働かせたい場所でした。
そのせいか、佐渡は行きたくない土地の筆頭ということで、地方の場末に流れていく芸人さんたちが
「どさ回り」と称して地方巡業することも「どさくさ」と同じ親戚の語と言われています。
※場末とは、繁華街中心部や都心から外れた場所のこと。
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以上、どさくさに紛れての「どさくさ」とは何?その由来とはでした。
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