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鮭の卵をなぜ「イクラ」と呼ぶ?由来・語源を知ろう
最終更新日:2020/10/21

そういえば、なぜに鮭の卵は「イクラ」なのか?
カタカナ語になっているところから推測できますが、
これは日本語じゃない、ということは、
「イクラ」はロシア語
「イクラ」はロシア語で「魚卵(Икра)」を意味します。
ではなぜ鮭の卵をロシア語で呼ぶようになったのか?
それは、日持ちするように加工してイクラを食べることがロシアから伝えられたからです。
で、ロシア人がこれを「イクラ(魚卵)」と言うから、これは「イクラ」なんだろう、と。
時代は大正時代。当時は樺太南部は日本領であったため、
樺太庁水産試験場なんてものがありました。
そこで、そのロシア式のイクラ貯蔵技術を応用して、生産を開始(主に醤油)。
名前もロシア語のまま「イクラ」として流通させました。
※樺太の歴史を知ろう→wikiepdia「樺太」
ロシア人には通用しない
ロシア語では「魚卵」という意味なので、
イクラだけを意味するものではありません。
鮭の卵=イクラは「クラースナヤ・イクラー(赤いイクラ)」とも言うようです。
「イクラってロシア語の魚卵っていう意味なんだぞ」
「外来語だからカタカナで書くのが正しいんだぞ」
なんてうっとしいことは言わず、黙って美味しくいただきましょう。
人造イクラって?
サラダ油と海草エキスで作った液体を、カプセルに閉じ込めたもの。
人造イクラは富山県の日本カーバイド工業という会社が作りました。
味も見た目もそっくりで、外観ではほぼ見分け不可能という、日本が誇れる技術。
回転寿司は人造イクラだろ、と思っている人が多そうですが、実はほぼ見られない。
人造イクラは本物のイクラよりもコストが高いので、絶滅状態。
通販では売っていません。
日本カーバイド工業のHPにても、全く書いていません。
あまりにも衝撃的な食品だったので、名前だけが大きく広まってしまったものです。
外食でもスーパーでも、イクラは本物ですので安心しましょう。
関連として、「明太子」の由来はわかりますか?
こちらを→明太子という言葉は日本独自のもの!?
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以上、鮭の卵をなぜ「イクラ」と呼ぶ?由来・語源を知ろうでした。
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