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断腸の思いの由来となった猿
最終更新日:2020/10/21

「断腸の思い」とは腸がちぎれるほどのつらく悲しい思いのことを言いますが
こんな悲しい経験をしたのは人間ではなく、猿だったのです。
語源の由来
断腸の思いをしたのは母親猿
中国の後漢から東晋までの貴族や文人たちの逸話
「世説新語(せせつしんご)」の一説では
晋の武将、桓温(かんおん)が蜀に遠征して三峡までまで来たとき、部下の者が猿の子を捕まえ
船に乗せ揚子江(ようすこう)を下っていると母猿は岸づたいに百里あまりの船を追いかけた。
ついに船に飛び移ったが、母猿はそのまま息絶えてしまった。
その母猿の腹を裂いてみたところ腸がずたずたに断ち切られていたというお話です。
ひどく辛い思いをしながら百里あまり(1里あたり約3.9㎞)自分の子を追いかけたことから
「断腸の思い」という言葉が生まれたのです。
人は人生で何度も断腸の思いをすると思いますが
この言葉の由来となり、最初に断腸の思いを味わったのは母猿だったのです。
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以上、断腸の思いの由来となった猿でした。
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