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寿司職人は客によってシャリの握り方を変えている
最終更新日:2020/10/21
父「寿司の握り方は客によって変わるんだぞ」
子「なんか最近、ニュースであったような・・・」
回転寿司では自動でシャリを作る機械が主流で、
「俺でもできそう」と思ってしまいます。
しかし実際、そんな簡単なものではない。
寿司職人のこだわりを知ろう。
1、箸で食べるか、手で食べるかで変える
箸で食べる客には固めに握る。
寿司は手で食べる派と、箸で食べる派がいます。
寿司職人は食べ方を見て、シャリの握り方を変えます。
というのは、箸だとシャリが柔らかいと崩れてしまうためです。
「固め」ということで、少し「良くない状態」です。
本当に美味しいシャリを味わいたいのであれば、手で食べるようにしたい。
もちろん、目の前に寿司職人がいるお店の場合です。
ちなみに、シャリはできるだけ柔らかく握るのが良いとされています。
それは、ネタが主役なので、口の中でシャリの固まりが残らないようにするためです。
2、持ち帰りの場合も変える
持ち帰りのシャリは大きく、固めに握る。
これには二つ理由があります。
1、乾燥して小さくなる。かつ外側のシャリが固くなるため、内部を多くして食感を残す。
2、持ち帰り時の振動でシャリが崩れを防止するため、固く握る。
あと、握り方ではないですが、もう一つ大きな違いがあります。
それは、「冷えたシャリで握る」ということです。
これはネタの新鮮さを保つための工夫です。
回転寿司の持ち帰りとは格が違います。
3、お客さんに応じて臨機応変に
酒のつまみとしている人は小さめに、
よく食べる人には大きめに、など。
このあたりは寿司職人の気配りです。
ここができてこそ、一人前の寿司職人となります。
これに10年の修行がいるのかどうかは別問題として、
多くの握り方をマスターしないといけない難しいものだと考え、
やはりプロとして尊敬したいものです。
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以上、「寿司職人は客によってシャリの握り方を変えている」でした。
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