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誰でも弾ける!?「史上最も静かな曲」
最終更新日:2020/10/21

西洋の音楽ではリズム、メロディー、ハーモニーが音楽の三大要素と言われており
音楽行為に関しては一般的に「作曲」「演奏」「鑑賞」が基本とされることである。
音楽が苦手な方には簡単な曲でも弾けないのが現状ですが
唯一誰でも弾けるであろう曲が存在する。
史上最も静かな曲
誰でも弾けるであろうその曲は「4分33秒」という曲。
この音楽は音を鳴らさないと始まらない音楽の常識を覆す「無音の音楽」である。
楽譜には
・第一楽章:休み
・第二楽章:休み
・第三楽章:休み
と書かれているだけである。
つまり、演奏者が舞台に出て楽章の区切りを示すこと以外は何もせず一定時間が過ぎると退場するものである。
楽器は自由でピアノやバイオリン、オーケストラでも問題ない。
通称「4分33秒」
初演奏は1952年8月のアメリカ、ニューヨーク州のウッドストックで
ピアニストの「デイヴィット・チューダー」により演奏されています。
チューダーは
・第一楽章:33秒
・第二楽章:2分40秒
・第三楽章:1分20秒
で演奏しました。この合計時間4分33秒がこの曲の通称となっています。
「ジョン・ケージ」が作曲したこの曲はそれぞれの楽章の所要時間は自由で
その合計時間が曲名となっているため初演奏した所要時間4分33秒が名前になっているのです。
作曲までの背景
引用元:ameblo.jp
ジョン・ケージは作曲した偶然性の音楽(不確定性の音楽)でも最も極端な曲で
「音を音自身として開放する」「結果をあるがままに受け入れる」という
東方思想の禅のような考え方を持っている。
逸話では彼がハーバード大学の無響室を訪れ無音を聞こうとした。
彼は「二つの曲を聴いた。一つは高く、一つは低かった。」
エンジニアにそのことを話すと「高い方は神経系が動いている音で低い方は血液が流れている音」と語ったそうです。
そして彼は「私が死ぬまで音があるだろう。それらの音は私の死後も続くだろう。だから音楽の将来を恐れる必要はない。」
と彼が後にそのように記述しました。
その無音の不可能性を感じた認識が後のジョン・ケージの代表作の一つ「4分33秒」なのです。
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この曲ならばどんな人でも弾けそうですね。
以上、誰でも弾ける!?「史上最も静かな曲」でした。
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