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ロート製薬の「ロート」の意味とは
最終更新日:2020/10/21
目薬や胃腸薬でよく知られている会社「ロート製薬」ですが
この「ロート」とは、どういう意味なのでしょうか?
画像引用元:wikipedia「ロート製薬」
ロート製薬となる前
画像引用元:ロート製薬公式HP「歴史沿革」
最初は「信天堂山田安民薬房」と言う名前で創業。
ロート製薬の前身は、1899年(明治32年)に
山田安民が大阪で「信天堂山田安民薬房」として創業しました。
これは、自らが開発した胃腸薬「胃活」を、製造・販売するためにおこしたもので
その胃腸薬は、需要に追い付けないほどの売れ行きだったようです。
次に販売した商品
画像引用元:ロート製薬公式HP「ロート製薬×アイケア」
目薬の「ロート目薬」
胃腸薬が売れ、次に発売したのが「ロート目薬」です。
その当時は、眼病のトラコーマが流行していました。
そこで山田安民は、眼科医界の第一人者の井上豊太郎博士に処方を依頼して
目薬を作り完成、販売したのが「ロート目薬」と言う名前でした。
井上博士の処方は、博士がドイツ留学中の恩師であったミュンヘン大学の
「ロートムンド博士」が考案したものだったので、ロートムンド博士の名を取って「ロート目薬」としました。
この「ロート」と言う名前の元は、依頼先の博士の恩師の名前から来たものなのです。
ロート製薬に改称
画像引用元:ロート製薬公式HP「ロート製薬×アイケア」
社名を事業の柱となった目薬の名前にした。
当時、ロート目薬というカタカナの名前の薬は珍しいこともあり注目を集めました。
結果、「ロート目薬」もヒットすることになります。
この頃の目薬は、目薬の瓶と点眼器が別々でしたが、
1931年に一体型のロート目薬を新容器(滴下式両口点眼瓶)を開発し、
これが日本初の画期的な容器として、目薬業界に革命を起こしました。
そして、戦後まもない1949年(昭和24年)に社名を、現在の「ロート製薬」に改称。
事業の柱となった目薬の名前を社名にしたのです。
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ちなみに、目薬をさすときに目を閉じたり開いたり(パチパチ)してはいけないというのは知っていますか?
・パチパチはNG?!目薬を使った後の正しい方法とは
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以上、ロート製薬の「ロート」の意味とはでした。
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