なぜ「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」と言われているのか?

爪切り

「夜に爪を切ると、親の死に目に会えない」

そのような言葉を聞いたことないでしょうか?
では、なぜそのような事を言われているのでしょうか?

昔の家の中の環境が理由だった

照明

昔の家は薄暗かったことが原因。

照明がまだ未発達だった時代の夜は、家の中は薄暗い状態でした。
なので、その状態で爪を切ろうとすると、深爪をしたり、怪我をすることがありました。

そのようなことがあったため「夜に爪を切ってはいけない」という戒めが、生まれたとされています。

世詰め

語呂合わせで「夜爪を切る(夜爪)」が「世詰め」につながる。

「世詰め」とは、徹夜をしなければいけない事
要するに、葬式のことを指します。(通夜のことを「夜詰め」とも言う)

「夜に爪を切ってはいけない」という戒めの言葉が
語呂合わせで「夜に爪を切る(夜爪)」が「世詰め」につながるとも考えられているようです。

また、このような「夜に爪を切ってはいけない」というのは、儒教の教えだとも言われています。

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以上、なぜ「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」と言われているのか?でした。

ナメクジに塩ではなく砂糖をかけても効果はある?

ナメクジ

よくナメクジに「塩かけると縮んで死ぬ」と聞きますが
では、砂糖をかけるとどうなるのでしょうか?

砂糖をかけるとどうなる?

砂糖

塩と同じく浸透圧の効果で縮む。

ナメクジに塩をかけると縮むのは、浸透圧が関係しています。
ナメクジは約85%は水でできており、皮膚は水を通しやすいため
塩をかけることで浸透圧の効果で体内の水が外に出るので縮むのです。

そして、砂糖も塩と同じく浸透圧の効果でナメクジは縮みます。
他にも重曹でも同じようなことが起きます。

「塩かける=死」ではない。

ナメクジ

ナメクジは塩をかけると必ず死ぬというわけではない。

「ナメクジに塩をかける⇒死ぬ」と思うかもしれませんが
必ず死ぬというわけではなく、塩の量が少ないと逃げる可能性はあります。

また、浸透圧で水を大量に抜かれて脱水症状で死ぬ以外に、
体の粘膜が塩などで固められることで、背中にある呼吸穴を塞がれて窒息死というケースもあります。

ナメクジとカタツムリ

カタツムリ

同じ雌雄同体と呼ばれる生物。

雌雄同体とは、名前の通りオスとメスが一緒になっている生物で
要するに精巣と卵巣を持っている生物です。

ナメクジとカタツムリは同じ仲間で、カタツムリには殻がありますが
カタツムリの殻をとってもナメクジになるわけではなく、ナメクジは殻が退化した生物なのです。


ちなみに、カタツムリは生まれた時から殻を持っています。
・カタツムリは生まれたときは殻を持っているのか?

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以上、ナメクジに塩ではなく砂糖をかけても効果はある?でした。

馬は立ったまま寝ることが出来るのはなぜ?

人間が睡眠をとる場合は、立ったまま寝ることが出来ません。
ですが、馬の場合は立ったまま寝ることが出来ます。
どうしてこんなことが可能なのでしょうか?

人間と馬の本数が違うから?

足

関係ないです。

「人間は2本足、対して馬は4本足なので体を支えることが出来る!」と考えてしまいたくなるかもしれませんが、
足の数が4本、6本と増えてしまっても、途中で関節が折れ曲がってしまえば体を支えきれないので転倒してしまいます。

しかも、馬の体重は比較的大きな馬だと1000㎏もあるのでまず無理でしょう。
では、なぜ平気なのでしょうか。

馬の関節に注目

Horseanatomy
※wikipedia「ウマ」より引用&加工

馬の足は伸ばすと棒のようになる。

馬の前足には肩、肘、足首、指の四ヶ所に関節があります。
この関節は交互に逆向きにつくられており、肩と足首の関節は前向き、
肘と指の関節は後ろ向きついているので、まっすぐ伸ばせば足は棒のようになります。

この状態だと垂直の荷重に対して強いので、馬の体重を十分支えることが出来ます。
そして、向きの違う関節同士で相違されるので、関節にも負荷がかからなくなっています。

馬はずっと立ったまま寝る?

馬

横になることもある。

馬もずっと立ったままではなく、たまには足を休めます。
足を伸ばし寝るときは、長時間寝てしまうと内臓に負担がかかり危険なため、3時間程度と寝るようです。

立ったままでも馬の睡眠時間は、人間と違い2~3時間と短く、
30分程度の睡眠を何回も繰り返し取るそうです。


馬と言えば、なぜ競馬のレースはメインレースを最後にしないのか知っていますか?
・競馬のメインレースを最終レースにしない理由

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以上、馬は立ったまま寝ることが出来るのはなぜ?でした。