
「こけら落とし」という言葉を聞いたことあるでしょうか?
では、この「こけら落とし」とはどういう意味なのでしょうか?

新しくできた劇場やホールで初めて行われる芝居やミュージカルのこと。
「こけら落とし」とは、新築・改築した劇場などで行われる初めての興行のことを言います。
漢字ではこけらは「杮(こけら)」という文字があてられていますが、果物の「柿」とは少し違います。

「かき」と「こけら」の違いは、果物の柿は亠+巾を使うのに対して
「杮(こけら)」は縦棒がつながる文字になっています。
フォントでも、サイズを大きくすると違いがわかります。
小さい時はほぼ同じ。


こけらとは気を削ったときにのカンナの屑のこと。
新築や改装が完成したとき屋根の板の削りくず(こけら)を落としていた。
そこから転じて完成した劇場で、初めて演じられる芝居のことを「こけら落とし」と呼ばれるようになったのです。

歌舞伎では「こけら落としを見ると寿命が延びる」と言われている。
平成25の4月2日には、5回目となる歌舞伎座のリニューアルがされています。
主に東京メトロや都営浅草線の東銀座駅から、エスカレーターやエレベーターで移動できるように
バリアフリーになっている事や、非常階段を使た自然換気など省エネの設計で作られているので
以前の半分ほどの電力になっているようです。
そんな、歌舞伎では、こけら落とし公演を見ると縁起が良いとされており
「こけら落としを見ると寿命が延びる」と言われています。
ちなみに、歌舞伎の公演の題材の1つに鼠小僧が登場しますが
その鼠小僧は、盗んだ金品を貧しい人々に渡していない事を知っていますか?
・鼠小僧は盗んだ金品の一部を貧しい人々には渡していない!?
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以上、こけら落としの意味と語源とはでした。

学校の給食などで見たことある「コッペパン」ですが
この「コッペ」とは、どういう意味なのでしょうか?

フランスパンの仲間である。
フランスパンとは、あの硬さと長さのあるパンの事ですが、
実はフランスパンとコッペパンは同じ仲間になります。

日本だけの名前。
フランスパンの名前は、日本だけの名前で
この名前の理由も「フランスで一般的なパンだから」というものです。
そして、本場フランスでは「杖」を意味する「バケット」と呼んでいます。

フランスパンの短いものの名前「クッペ」が転じたものが「コッペパン」
フランスパンには種類があり、一番長いものを「バケット」と呼ばれています。
そのバケットよりも短いものを「バタール」と呼ばれ、さらに短いものを「クッペ」と呼びます。
この「クッペ」こそが、日本のコッペパンと同じ形をしており
「クッペパン」が転じて「コッペパン」と呼ばれるようになったとされています。
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ちなみに、パンの保存期間と保存方法は知っていますか?
・パンの保存期間と保存方法
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以上、コッペパンの「コッペ」とはどういう意味?由来・定義を知ろう!でした。

仲の良い夫婦のことを「おしどり夫婦」と呼びますが、
実際の鳥であるオシドリはあまり仲が良くないようです。

画像引用元:wikipedia「オシドリ」
夫婦関係が続くのは交尾期間の半年ほど。
水鳥であるオシドリは、実は一夫多妻制です。
また、夫婦関係が続くのは交尾期間である半年ほどで
オシドリのオスはメスと一生を共にせず、1年ごとにパートナーを取り替えているそうです。

中国の故事から来ている。
中国の春秋時代に、深く愛し合いながらも悲劇の生涯を送った夫婦の墓を守る木の上で
オシドリのオスとメスが、寄り添って鳴き続けたという故事から
仲の良い夫婦の象徴として見られるようになったとされています。
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以上、オシドリの夫婦は仲があまり良くない!?でした。