「キューピーマヨネーズ」は間違い。由来を知ろう。

キユーピーマヨネーズ

父「この子はキューピーちゃんって言うんだぞ」

子「でも、そうは書いていないよ?」

よくある社名の話しですが、キューピーに関しても同じ。

正しくは大文字の「ユ」

正しい表記は「キユーピー」です。

「ユ」は大きなユ。平仮名だと「きゆーぴー」。
ただし、読み方としては「キューピー」が正解。

英文では「Kewpie Corporation」と書きます。
なお、以前は「QP Corporation」でした。

なぜキユーピー?

それは「デザイン上バランスが良いから」というもの。

そ、そんな理由で!?とびっくりするところですが、
そうする会社と時々あるものです。
これは公式HPにもきちんと書かれています。

ということで比較してみた

キューピーとキユーピーの比較

キユーピー キューピー 比較

確かに、大きなユの方が左右のバランスはあっていますね。
しかしなかなかこう、現代の日本人には真似できないことかなと思います。

そもそもキユーピーとは?

昔のキューピーちゃん

1909年に米国のイラストレーター「ローズ・オニール」が描いたキャラクターです。

なお、「キューピッド(ローマ神話の愛の神)」がモチーフ。
あの、心臓を弓で打つ天使みたいな神です。

日本のキユーピーはパクリですが、
独自に書いたイラストは商標登録してあります。
キューピー人形自体の著作権は無いので、基本は自由と言われていますが、
裁判がいろいろあったりややこしいです。
判例等を確認してから使うようにしましょう。

マヨネーズと言えばシーチキン。
いろいろ種類がありますが、この種類の違いわかりますか?
知っておきたいシーチキン缶詰の違い

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以上、「キューピーマヨネーズ」は間違い。由来を知ろうでした。

図に乗るの意味や語源とは

「図の乗る」

このような言葉を聞いたことあると思います。
では、その意味や語源が何なのか知っていますか?

図の乗るの意味

不満

調子に乗りすぎていること。

図に乗るとは、いい気になって勢いづいた人に対して使われている言葉です。
別の言葉では「つけあがる」とも呼ばれています。

「あいつ最近図に乗っているよな」と「図に乗った発言をする」などで使います。

図に乗るの語源

仏教

仏教の転調を示す図表から来ている。

「図に乗る」という言葉の語源は、仏教が関係しています。
仏教では「声明(しょうみょう)」と呼ばれる、経典に節をつけて唱えるというものがあります。
それには転調もあることから、非常に難しいです。

そこで転調を示す「図表」が考案され、その図表が「図に乗る」の「図」を指しています。
本来は、転調によって「調子が乱れることなくうまくいくこと」という意味でしたが、
これが「つけあがる」という意味に変化していき、今に至るとされています。

図に乗るの類語

・慢心する
・うぬぼれる
・胡座(あぐら)をかく etc.

これらの言葉も、図に乗るの類語になります。


調子に乗っていると、いずれしっぺ返しもあり得ると思います。
では「しっぺ返し」の語源が何か知っていますか?
・しっぺ返しの意味と語源とは

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以上、図に乗るの意味や語源とはでした。

なぜ風呂に敷いてないのに風呂敷と呼ぶ?その名前の理由とは

風呂敷

画像引用元:http://sousounetshop.jp

風呂敷と言えば、何でも包めて持ち運びの便利な布のことですが
なぜ「風呂」敷なのでしょうか?

なぜ風呂敷なのか?

風呂敷
画像引用元:http://store.shopping.yahoo.co.jp

もとは風呂敷は風呂場で使うものだった。

奈良時代から衣類を包むための「平包(ひらつつみ)」と言う布があり、
自分の着物と他人の着物を間違うことがないように平包に包んでいました。

これが風呂敷と呼ばれる前の布です。

風呂敷と呼ばれるようになったのはいつ?

浴場 江戸時代

風呂敷と呼ばれるようになったのは江戸時代。

室町時代から風呂が大流行して、大勢の人が入れる大浴場が建ちました。
その時、平包に着物を包んでおいて風呂に入り、風呂から上がると包みをほどいて
その上に腰を下ろして湯上がりの体を休ませて衣類を着ていきました。

これが江戸時代になると「風呂上がりの後に敷く布」ということで「風呂敷」となったのです。


風呂敷と言えば、泥棒が風呂敷に物を入れて逃げるというイメージがあるのか知っていますか?
・風呂敷があの模様で泥棒のイメージがついている理由

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以上、風呂に敷いてないのに風呂敷と呼ぶ理由とはでした。