
画像引用元:wikipedia「スルメ」
イカを干したものを「するめ」と呼びますが
これを「あたりめ」と呼ぶ人もいます。
なぜ、するめのことを「あたりめ」と呼ぶのでしょうか?

画像引用元:wikipedia「スルメイカ」
するめの「する」を縁起が悪い言葉と嫌ったから。
するめの「する」には、「すり減らす」「博打でする」などに通じることから縁起が悪いとされています。
そこで、その代わりとして「当たり」を使うことにしたと言われています。

画像引用元:wikipedia「すり鉢」
すり鉢を「当たり鉢」と呼ぶのも同じ理由。
「すり鉢」を「当たり鉢」、「すりこぎ」を「当たりこぎ」、「すりガラス」を「当たりガラス」と呼ぶことがあります。
これらも同じ理由から言い換えています。
また、髭を剃ることを「髭をあたる」と言うことがありますが
これも「そる」を、縁起の良い「あたる」に置き換えて言っているのです。
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以上、するめのことを「あたりめ」と呼ぶ理由でした。

「オリンピックなのに公認記録にならない時がある」
嘘だ!と信じられないかもしれませんが、
陸上ではよく起こりうることです。

短距離走などは風速2.0m/sを越えた追い風の場合、公認記録になりません。
その場合は「追い風参考記録」となり記録には残りますが、
「世界一!」という公式記録にはならない。
略して「参考記録」と言うことが多い。
2.0m/sを越えないとOKなので、2.0m/sまではOK。
ウサインボルトが世界一の記録(9秒58)を出した時は0.9m/sの追い風。
2位のタイソン・ゲイ(9秒69)の時は2.0m/sでした。
このように、タイムと同時に風速までしっかり記録されています。

次の種目が主な対象です。
・短距離走(100m、200m)
・障害走(110mハードル、100mハードル)
・走幅跳
・三段跳
長距離の場合はコーナーを回るため、
追い風にも向かい風にもなるので影響はあまりありません。
短距離走の解説では風速のことを言いますので、
このあたりの知識があればより楽しめると思います。
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以上、「オリンピックの陸上でも公認記録にならない場合がある」でした。

「上前を撥ねる」
あまり聞かない言葉だと思います。
では「上前を撥ねる」とはどういう意味なのでしょうか?

他人の取り次ぐ賃金や代金を一部自分の物にすること。
他人の賃金や代金を一部自分の物にすること、要するに仲介人が一部自分のお金にすることを言います。
「彼はいつも上前を撥ねる」などで使われる言葉です。
「ピンハネをする」というと分かりやすいと思います。

神社が年貢米の一部を初穂として寄贈したことから来ている。
「上前」とは「上米」の訛ったもので、神社が年貢米の一部を初穂として寄贈したことから由来します。
また、一種の通行税として「上米はね」をしていた神社として大阪の「住吉神社」があります。
この神社は海運の神様をまつってあり、各地から年貢米を運ぶ運送業者が航海安全の祈願に訪れていました。
そのときに年貢米の一部を「上分米(じょうぶんまい)」として強制的に納めさせたことからこの言葉が生まれたとされています。
・カスリ取る
・せどりする
・ピンハネする etc.
上前を撥ねるの類語には、このようなものがあります。
ピンハネと言う言葉は、よく聞くのではないでしょうか?
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ちなみに、ピンハネは何割の利益を取ることを言うのか知っていますか?
・ピンハネとは何割の利益を取ることを指すのか?
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以上、上前を撥ねるの意味と語源とはでした。