幽霊に足がないイメージが強い理由とは

幽霊

幽霊をイメージすると足のない幽霊が思い浮かぶのではないでしょうか?
ではなぜそのようなイメージを持つようになっているのでしょうか?

昔は足があった

幽霊

中世以前は足があった。

足のない幽霊が書かれるようになったのは中世からで
それ以前には足がちゃんとある幽霊を書くことが一般的でした。

日本では江戸時代ごろから

幽霊

足のない幽霊が定着し始めたのは江戸時代ごろ。

江戸時代ごろになると怪談話が多く出来上がるようになり
古くからある怪談話の事実を誇張したりして面白くするようになり始めると
足のない幽霊のイメージが定着するようになったとされています。

大きく影響を与えた人物

円山応挙
画像引用元:wikipedia「円山応挙」

足のない幽霊のイメージに影響を与えたのは円山応挙。

幽霊に足がなくなった説は諸説ありますが
江戸時代の写生画家である円山応挙(まるやま おうきょ)がかなり影響を与えたという一説もあります。

円山応挙の幽霊の絵
画像引用元:http://www.shinei-kunren.biz

彼の書いた幽霊の図は圧倒的な出来栄えで怪談芝居の看板などにもとても影響を与えたそうです。

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以上、幽霊に足がないイメージが強い理由とはでした。

スーパーの値札が半端の理由とは

端数値段

スーパーなどで見られる値札の「198円」や「298円」などがありますが
なぜ半端な価格なのでしょうか?

半端な価格の理由

セール

安く見せるためにわざとやっている。

スーパーなどでよく見られるこの半端な価格は「端数価格」と呼ばれ
切りの良い数字よりも安いと感じさせるためにわざとやっているのです。

このような事をする理由として「限界まで値下げしてくれた」「中途半端な値段には意味があるのでは?」など
納得できる理由を求める心理が働き、購入されやすいので端数価格として売られていることが多いのです。

逆に高級なものを売る場合は?

高級時計

値段が高いからこそ高級感があるので買うことも。

高級品は普通に考えると購入しにくいので、需要が少ないように見えますが
「値段が高いからこそ安心できて買える」という場合があります。
これを「威光価格」と呼ばれており、買う人に高級感があり高品質であることを伝えて売る方法もあります。

また、他にも端数価格と対称的に「名声価格」と呼ばれるものもあり、
高級感を与えるため98万などの端数ではなく、100万と端数を削ることで高級感を出し、「買いたい!」と思わせる方法もあります。

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以上、スーパーの値札が半端の理由とはでした。

知っているようで知らない台風に関する雑学

台風シーズンはいつまで?

7~9月までを台風シーズンと呼ばれていますが実は違います。
確かによく台風が発生する時期ですが、この時期だけに発生するものではありません。

一般的には7~9月は「台風がよくやってくる時期」を指しますが、

台風の正式な記録という見方であれば「台風発生における1年間の区切り」とし、
日本では1月から始まり12月で終わる1年間が台風シーズンとなります。

なので野球みたいにシーズンオフがないということです。

台風が最も早く発生した時期と最も遅く発生した時期は以下のようになります。

最も早く発生した台風:1月2日(1979年)
最も遅く発生した台風:12月30日(2000年)

台風の大きさ・強さの基準

日本では勢力を示す目安として風速をもとに台風の大きさと強さを決めています。

<強さの階級:最大風速>

強い:33m/s(64ノット)以上~44m/s(85ノット)未満
非常に強い:44m/s(85ノット)~54m/s(105ノット)未満
猛烈な:54m/s(105ノット)以上

<大きさの階級:風速15m/s以上の半径>

大型(大きい):500km以上~800km未満
超大型(非常に大きい):800㎞以上

以上のように階級分けをされています。

なので台風の情報を見ると「大型台風」や「強い台風」など言われたりすることがありますが
これも基準にそって情報を言われています。

例えば「大型で強い台風」場合
大きさ:500㎞以上~800㎞未満
強さ:33m/s以上~44m/s未満

「非常に強い台風」の場合
大きさ:500㎞未満
強さ:44m/s以上~54m/s未満

このような分け方をされています。

台風銀座とは

多くの店がある銀座。その銀座では多くの人が行き交うとても賑やかな所ですが
この「人」を台風に置き換え、台風の通過が多く被害を受けやすい地域を「銀座」と置き換えます。

その被害を受けやすい地域である沖縄、九州・四国地方、
近畿地方南部が
台風銀座と呼ばれます。

たまに使われる言葉なので、意味を知っておきたい。

台風とハリケーンやサイクロンの違い

テレビでニュースを見ているときハリケーンが家を吹き飛ばす映像が流れたりしますが
なぜ台風ではなくハリケーンと呼ぶのでしょうか。
呼び名は以下の通りです。

<台風>

区域:北西太平洋、南シナ海で発生する熱帯低気圧
語源:英語の「Typhoon」(タイフーン)に漢字を当てた 
基準:最大風速が約17m/s以上

<ハリケーン>

区域:大西洋北部、太平洋北中部、太平洋東北部で発生する熱帯低気圧
語源:暴風神フラカン
基準:最大風速が約33m/s以上

<サイクロン>

区域:インド洋北部や南部、太平洋南部で発生する熱帯低気圧
語源:英語表記cyclone(サイクロン)cycle(サイクル)の語系でギリシャ語で円や輪を意味した言葉から由来
基準:最大風速が約17m/s以上

※語源についてはそれぞれ諸説あり

つまり

区域によって基準と呼び名が違うだけでほぼ同じ。

ということです。

台風に番号や名前を付けるのはなぜ?

一言で言えば

台風に限らず海や山や川、人など番号や名前などを付けた方が便利が良いので、台風にも番号や名前がついています。
日本における台風の名前の付け方は、2000年よりアジア全体で共有しているルールに基づいています。

番号に関しては日本では気象庁が1月1日から台風が発生した順に台風番号を付けています。
しかし、12月31日までに発生した台風10号が存在し1月1日になった場合、付いていた番号はリセットされ台風1号となります。

以上知っているようで知らない台風に関する雑学でした。