
「彼はやにわに走り出した」
この様に使われる言葉ですが、この「やにわに」とはどういう意味なのでしょうか?

間をおかずに次の行動を起こす、突然、いきなり、という意味。
「やにわに」は漢字で「矢庭に」とも書かれます。
「何かに気が付いたのか彼女は矢庭に部屋を後にした」や
「彼は矢庭に走り出した」などの言葉で使われています。

矢を射って戦っている場所を矢庭と呼ばれていた。
一説には、矢を射って戦っている場所を「矢庭」と呼ぶ例が「今昔物語」や「太平記」にみえることから、
そこから転じた物ではないのかという説があります。
「矢が急に飛んでくる」「急いで次の矢を撃つ」
そんな状況であることから、なんとなく「突然」という意味になるのもわかりますが、
どうも明確にはなっていない。
もう一説には「いやにわかに」の略とも言われています。
「いや」は強調、「にわかに」は「急に起こる、一時的に」という意味。
「にわかファン」「にわか雨」の「にわか」です。
「いや」が付くことで、「かなり急に」という意味になる。
よって、「矢庭」は当て字のような意味かもしれませんが、ハッキリはしません。
とりあえず、この二つの意味を知っておけば良いでしょう。
・とっさに
・不意に
・瞬く間に etc.
これらの言葉も、やにわにと同じ類語となっています。
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語源つながりで「おけら」という言葉の語源が何か知っていますか?
・おけらの意味と語源とは
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以上、やにわにの意味と語源とはでした。

父「数の子。いったい誰の子だと思うよ。」
子「凄いネーミングセンスと思う。」
魚の卵というのはわかるが、何の魚の卵か?
そもそもなぜ「数」という意味不明な名前にしたのか?
という語源・由来を説明。

数の子はニシンの卵です。
そのニシンを昔は「鰊(カド)」と呼んでいました(主に東北)。
それが「カズ」と訛りが入り、「カズの子」→「数の子」となったものです。
だからなんで「数という漢字なのか?」という突っ込みが聞こえますが、、
当て字だと思います。卵の数がとても多いので、「数の子」と。
縁起物として正月に食べられているくらいなので、
「子だくさん」という願いが込められています。
また、「カズ」と読める漢字は「数」「下図」「和」くらいしかない。
この3つから選ぶとすれば、「数」だろう。

室町時代(1550年頃)に足利義輝に貢献された記録があるようです。
その当時、数の子は「こずこず」と呼ばれていたようです。
後に「来ず来ず」では縁起が悪いとして、「来る来る(くるくる)」に変更。
地名ではよくあることです。
「数の子」と呼ばれたのは江戸時代からのようです。
さすが、江戸時代はしっかりしています。
そんなうんちくを言いながら、
正月はおせち料理を食べておきましょう。
ニシンの漁獲量減少が影響している。
昔はニシンなんて取れ放題、激安食材でした。
それが、1955年頃から漁獲量が激減。
これにより、数の子はいつしか高級食材に。
正月くらいしか食べられないものになりました。
今年も正月の数の子が楽しみです。
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以上、数の子の名前の由来・語源とは?でした。

哺乳類と言えば、赤ちゃんを産んで乳を飲ませて育てると言うのが一般的ですが、
実は、哺乳類の動物で卵を産む動物も存在するというのは知っていますか?

画像引用元:wikipedia「カモノハシ」
「カモノハシ」という哺乳類。
卵を産む哺乳類というのは、哺乳綱単孔目カモノハシ科カモノハシ属に分類される「カモノハシ」という動物です。
オーストラリアのみ生息しており、体長は40~60cm、体重は1~2kgとなっています。
さらに、大昔から姿を変えていないと言うことで、シーラカンスと同じく「生きた化石」と言えます。
また、赤ちゃんの授乳の際、乳腺から乳を出すことは出来ますが、乳首はないなど変わった生態をしています。

画像引用元:wikipedia「カモノハシ」
毒がある。
カモノハシの後ろ足には蹴爪を持っており、オスのみ毒が出るようになっています。
この毒は人に対しては強い痛みがあるぐらいですが、犬などの小動物を殺す程度の強さを持っています。

画像引用元:wikipedia「カモノハシ」
目をつむるって探す。
カモノハシは、貝や小エビなどを食べるので水中で餌を探すことになりますが、
実は水中では目を閉じてくちばしを使い、小動物の生体電流を感知して捕獲するという方法なのです。
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哺乳類と言えばイルカが居ますが、イルカがジャンプする理由は知っていますか?
・イルカがジャンプするのはなぜ?
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以上、卵を産む哺乳類が存在する!?その変わった生態とはでした。