
「これぐらいが関の山だろう」
このような感じで使われる言葉ですが
では、この「関の山」とはどういう意味なのでしょうか?

一生懸命やってできる可能な限度を意味する。
「一日に10時間勉強するのが関の山だ」や
「ページの多い本は一日に一冊本を読むのが関の山だ」などで使われる言葉です。

画像引用元:wikipedia「関町」
「関」は三重県の「関町(せきちょう)」、「山」は祭りに用いられる「山車」から来ている。
関の山の「関」は三重県の「関町」から来ています。
※平成17年1月11日に亀山市と合併したので現在は亀山市となっている
「山」は祭りに用いられる山車のことを言います。
関東では山車を「だし」、関西は「やま」と呼んでいました。
各地の八坂神社のうち、伊勢の関にある八坂神社の山車が最も立派だったようで
「関の山車は立派で、これ以上立派な山車は作れないだろう」と評判になったことから
もうこれ以上は無理だという限界を「関の山車(やま)」と呼ぶようになり、「関の山」と書くようになりました。
・精一杯
・限度
・せいぜい
これら3点の言葉も、関の山と同じ類語となっています。
~
語源関連で、「くだを巻く」と言う言葉がありますが、この語源が何か知っていますか?
・くだを巻くの意味と語源とは
--
以上、関の山の意味と語源とはでした。

電車が通る線路には石がたくさん敷かれていますが
なぜ、石を敷いているのでしょうか?

クッションの役割を持っており、振動などを吸収している。
線路に石を敷いているのは、列車が通過するときの
衝撃を吸収するクッションのような役割があるからなのです。
また、この敷いている石のことを砕石(バラスト)と呼びます。

画像引用元:wikipedia「バラスト軌道」
1.5~7センチほどの砕石を使用。
線路に敷かれる石は、硬いけど壊れやすい石を敷いており、
1.5センチから7センチほどの石を敷いています。
この大きさだと支持力や抵抗力が大きく、排水に優れているようです。
また、石だと建設費が安いというメリットもあるため、古くから線路には石が敷かれているのです。

雪の影響で車体やガラスが壊れないようにするため。
場所によっては、バラストがない場所があると思います。
これは降雪対策として、あえてバラストが敷かれていないのです。
雪が降っている所にスピードを上げて走ると、雪を巻き上げた時にバラストが当たって
車体やガラスに当たり割れてしまうので、バラストがない方がスピードを上げて走ってもバラストが飛ぶことが少ないため敷いていないのです。
なので、雪が良く降る東北の線路には敷いていない事もあります。
~
ちなみに、昔に電車から飛び降りる仕事の乗務員が居たというのは知っていますか?
・昔は電車から飛び降りる仕事の乗務員がいた
--
以上、線路に石を敷いている理由とはでした。

「木で鼻をくくった」
あまり聞かれない言葉だと思います。
では、「木で鼻をくくる」とはどういう意味なのでしょうか?

そっけない態度や冷淡な態度のこと。
相手からの話や相談に対して冷淡でそっけないような態度することを言います。
「木で鼻をくくったような対応をされた」といった感じで使われる言葉です。

「くくる」とは「こくる」が変化したもの。
木で鼻をくくるの「くくる」とは「こくる」つまり、物を強くこすることをいいます。
このことから「木で鼻をくくる」とは、「木を使って鼻をこする」ことを指し、
普通に考えるととても痛そうですが、それほど冷淡に対応する事を表しているのです。
~
くくるつながりで、「たかをくくる」と言う言葉がありますが、語源が何か知っていますか?
・たかをくくるの意味と語源とは
--
以上、木で鼻をくくるの意味とはでした。