なぜ風呂に敷いてないのに風呂敷と呼ぶ?その名前の理由とは

風呂敷

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風呂敷と言えば、何でも包めて持ち運びの便利な布のことですが
なぜ「風呂」敷なのでしょうか?

なぜ風呂敷なのか?

風呂敷
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もとは風呂敷は風呂場で使うものだった。

奈良時代から衣類を包むための「平包(ひらつつみ)」と言う布があり、
自分の着物と他人の着物を間違うことがないように平包に包んでいました。

これが風呂敷と呼ばれる前の布です。

風呂敷と呼ばれるようになったのはいつ?

浴場 江戸時代

風呂敷と呼ばれるようになったのは江戸時代。

室町時代から風呂が大流行して、大勢の人が入れる大浴場が建ちました。
その時、平包に着物を包んでおいて風呂に入り、風呂から上がると包みをほどいて
その上に腰を下ろして湯上がりの体を休ませて衣類を着ていきました。

これが江戸時代になると「風呂上がりの後に敷く布」ということで「風呂敷」となったのです。


風呂敷と言えば、泥棒が風呂敷に物を入れて逃げるというイメージがあるのか知っていますか?
・風呂敷があの模様で泥棒のイメージがついている理由

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以上、風呂に敷いてないのに風呂敷と呼ぶ理由とはでした。

「位置について、用意」の意外な由来とは

陸上

陸上で走る時に「位置について、用意」と合図しますが
この合図の由来が何か知っていますか?

位置について、用意の由来

陸上

一般募集で決められたセリフ。

実は「位置について、用意」というセリフは、一般募集によって決められた言葉です。
しかし、なぜ一般募集をしたのでしょうか?

一般募集した理由

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英語のスタート合図ではなく日本語のスタート合図を作るため一般募集した。

「位置について、用意」になるまでは、英語のスタート合図が一般的に使われていましたが
昭和2年頃に、日本陸上競技連盟が英語のスタートに代わる日本語の合図を一般募集しました。
その当選作が「位置について、用意」だったのです。

この合図を考えた人は、クラウチング・スタートで選手たちがスタート位置にある土をスパイクで掘って
足に合わせる姿を見ていたら自然に言葉が浮かんできたそうです。

昔のスタート合図

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昔のスタート合図は「支度して、用意」などがあった。

今でこそスタートの合図は「位置について、用意」ですが明治から大正にかけては
「支度して、用意」の他にも「いいか、ひい(1)、ふう(2)、みい(3)」や「腰を上げて、待て」などがありました。

大正期には「オン・ユア・マーク、ゲット・セット」という英語のスタート合図が使われるようになりました。
このスタート合図は、現代の世界陸上などでも聞いたことある人も多いと思います。


陸上つながりで、オリンピックの陸上で記録に残らない場合があると言うのは知っていますか?
・オリンピックの陸上でも公認記録にならない場合がある

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以上、「位置について、用意」の意外な由来とはでした。

高知の名物のカツオのタタキの誕生秘話とは

カツオのタタキ

高知の名物には「カツオのタタキ」というのもがあります。
では、その誕生秘話となる起源は知っていますか?

画像引用元:wikipedia「鰹のタタキ」

カツオのたたきとは

カツオのタタキ
画像引用元:wikipedia「鰹のタタキ」

カツオを使い、表面をあぶった刺身のこと。

一般的な刺身といえば、生のまま醤油につけて食べたりしますが
カツオのたたきは、表面を軽くあぶったあとに冷やして、包丁で切ったもの。
塩をかけたり、薬味とタレをかけたりして食べられています。

カツオのタタキが生まれたのは

腹痛

食中毒防止のため。

カツオのタタキの起源は諸説ありますが、一説にはこのようなエピソードがあります。

江戸時代に生のカツオを食べたことで、大規模の食中毒が起こりました。
その時の土佐藩主だった「山内一豊」は、食中毒防止を理由に生食を禁止しました。

しかし、住民は火を通し、毒消しのニンニクやネギを添えて
「これは焼き魚」と称して食べるようになりました。

これが、カツオのタタキの起源ではないかと言われています。

その他にも、漁師のまかない料理から来た。
鰹節を作るときに残る部分を皮付きのまま串に刺して焼いたなどのいろんな説があります。


食べ物関連として、肉の名前に「さくら、ぼたん、もみじ」などがありますが、その理由は知っていますか?
・「さくら、ぼたん、もみじ」肉の呼び名に花の名前が付いている理由とは

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以上、高知の名物のカツオのタタキの誕生秘話とはでした。