「ニュートンのリンゴは不味い」って本当?

※wikipedia「アイザック・ニュートン」より引用

ニュートンの「万有引力の法則」のヒントとなったことで知られる有名なリンゴ。
そのリンゴは、不味いと言われているようですが、本当なのでしょうか?

ニュートンのリンゴの品種

リンゴ
※wikipedia「ケントの花」より引用

ケントの花という品種。

万有引力で有名なリンゴの
その舞台となったリンゴの品種は「ケントの花」と言われるものです。

今では、木の子孫が現地で大事に保存され、
またその苗木は世界各国の科学に関係ある場所に送られています。
もちらん、日本各地でも見ることが出来ます。

<見ることができるところ>

・小石川植物園(東大理学部附属植物園)
・長野県果樹試験場
・板柳町ふるさとセンター
・青森県りんご研究所
・弘前市りんご公園
・八戸市南郷図書館 等

リンゴの味は?

Newton's_tree,_Botanic_Gardens,_Cambridge
※wikipedia「ケントの花」より引用

木に赤くなったものを食べると不味い。

では、ニュートンのリンゴは味はどうなのか。
それは「酸味が強く、水分も抜けており、食感はざらざらしている。」など、酷評のようです。
しかし、不味いと決めつけるのは、少し早いようです。

落ちてからが本番

リンゴが落ちて、しばらくした食べると美味い。

このニュートンのリンゴは、食べるタイミングが大事らしく、
木に赤く着色したリンゴは、まだ渋くて食べられません。

りんごが落下した後、しばらく熟してから食べると甘く、酸味の効いたリンゴになるようです。
なので「ニュートンのりんごは落下してしばらく熟してから食べるとうまい」と言われています。


ちなみに、リンゴジュースの濁っているものと、そうでないものの違いは何かしていますか?
・リンゴジュースが「濁っているorいないもの」の違いとは?

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以上、「ニュートンのりんごは不味い」って本当?でした。

国産牛と和牛の違いと注意点

牛肉パック

父「今日の焼肉は国産牛だぞ!」

子「それ、和牛?」

なんて言われた日にはおまえは豚肉でも食っとけ!と言いたくなりますが、
ここで子供に力説するために、国産牛と和牛の違いを知っておこう。

まずは簡単に結論を

和牛と国産牛の違い図
※引用元:「http://www.teishinchikusan.co.jp/dictionary/detail001.html

和牛=指定された品種でかつ日本国内で飼育された牛

国産牛=牛の生涯において国内での飼育の方が長い牛

よって、国産牛に和牛は含まれますが、
和牛に価値があるので、国産牛と書いて売られることは無いと考えましょう。
「国産和牛」と書かれている場合もありますが、これはわかりやすくしたものです。

和牛の品種を知ろう

和牛の品種
※引用元「http://otsukyon.at.webry.info/201402/article_3.html

この4つの品種が和牛とされています。

・黒毛和種
・褐毛和種
・日本短角種
・無角和種

一番数が多いのは「黒毛和種」です。
「黒毛和牛」とも言います。
神戸牛、松坂牛など高級牛肉はほぼこの牛です。

国産牛を知ろう

ホルスタイン

その牛の生涯において、
国内での飼育が一番長ければ国産牛になります。

主に次の品種となります。

・和牛と乳牛の間に生まれた交雑牛
・ホルスタインなどの乳牛
・外国生まれの日本育ち(品種は問わない)

外国においても日本の和牛品種は育てられていますが、
「和牛」としては販売することはできず、国産牛になります。
「黒毛品種の国産牛」として売られていたりすると、外国生まれの可能性あり。

国産牛はピンキリ。
国産牛でも安い、高いがあるのはこのためです。
良い牛もありますが、やはり和牛には敵いません。

お祝いなどで美味しい牛肉を振る舞う場合は和牛。
ということを覚えておきましょう。

あと、こちらも知っておかないといけない。
A5ランクの牛肉は美味しい?牛肉のランクに関する雑学

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以上、国産牛と和牛の違いと注意点でした。

インスタントコーヒーの由来・歴史

インスタントコーヒー

インスタントコーヒーの歴史を知ろう

ドリップや専用の機械なんかも流行りですが、
やはり手軽さからはまだまだインスタントコーヒーが主流です。

しかし、いつ誕生したものなのか?
なんてことをいろいろ知って、不味くても苦労を感じて飲んでおきたい。

発明は明治時代

加藤了 インスタントコーヒーパンフレット

発明したのはなんと日本人。
明治32年(1899年)に加藤了(さとり)さんが発明しました。

本人の写真や当時のインスタントコーヒーの写真は見つかりませんでしたが、
現在のものと大差ないものだったそうです。

実は、加藤さんよりも先にインスタントコーヒーを発明していた人がいるのですが、
製法に難があり、実用的なものではなかったそうです。
そのため、基礎となった加藤さんの発明が最初とされています。

加藤さんはアメリカの博覧会に
「ソリュブル・コーヒー(溶けるコーヒー)」として発表したのですが、
商品化されることはなかったようです。

その後の展開

1906年にアメリカ人の「ジョージ・コンスタント・ルイス・ワシントン」が
さらなる改良?を加え、特許を取得。

その後、1937年にスイスの会社「ネスレ」が
現在も使われている「スプレードライ製法」を確立。
翌年1938年に「ネスカフェ」として発売する。

現在の主流の「フリーズドライ製法」は1960年に誕生しました。
こちらは風味を損ないにくく美味しいので、主流になりました。

この違いを簡単に言うと、

スプレードライ:粉末
フリーズドライ:小さな塊

「冷たい水によく溶ける!」と謳っている粉末状のものはスプレードライです。
上に写真を載せたネスカフェゴールドはフリーズドライ。

日本で普及したのはいつ?

日本では1950年から徐々に輸入され始め、
評判が良いことから国内のメーカーも生産に乗り出す。

そうして、森永製菓が初の国産インスタントコーヒーを発売する。

日本初のインスタントコーヒー

森永製菓 日本発のインスタントコーヒー

個人的な想い

インスタントコーヒーは不味いです。

缶コーヒーのブラックも不味い。
ちゃんとしたコーヒーは美味しいのに、何だこの差は?と。

手軽で良いものではありますが、
こんな不味いコーヒーを売ったために、
「コーヒーは不味い」と嫌いになった人も多いかもしれません。

もしかしたら、発明しなかった方がもっとコーヒーを飲まれていたのでは?
なんて思ってしまいます。

しかし、コンビニコーヒー最高ですね。
これ、こう美味しいのを売らないといけない。

ちなみに、缶コーヒーはなぜ不味いのか?
答えを知りたい人はこちらを。
缶コーヒーのブラックはなぜ不味いのか?の答え

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以上、インスタントコーヒーの由来・歴史でした。