
「粗相をしてしまった」
このような言葉を聞いたことあると思います。
では、「粗相」とはどういう意味なのでしょうか?

不注意や軽率さから過ちを犯すこと。
不注意から失敗したときに使われる言葉で
「コップを割ってしまう粗相をした」や詫びを入れる「とんだ粗相をしてしまい、申し訳ない」と言う感じで使われる言葉です。

人間の煩悩を説いた仏教思想から来ている。
本来は「麁相」と書き、その元となったのは「麁の四法」の仏教の考え方から来ています。
仏教では、この世を「生・住・異・滅」としてとらえたうえで、
人間には一生には「生・住・老・死」の四相があるとされ、これを「麁の四相(刹那の四相)」といいます。
この「麁」は生きていく人間の煩悩に通じるものがあるとされ、あるいは煩悩ゆえに人間らしい失敗や過ちのことを
「麁相」だとして仏様は許してくださるだろうということからこの言葉が広まったとされています。
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以上、粗相の意味と語源とはでした。

街中や会社に学校など様々な所で献血が呼びかけられていると思います。
なぜ、献血はいつも呼び掛けられているのでしょうか?

血液には「有効期限」がある。
献血した血液は血液製剤となって医療機関にいる患者に届けられています。
献血が常に募集がある最大の理由としては血液には「有効期限」があることです。

血液製剤には、「赤血球製剤」「血漿製剤(けっしょうせいざい)」「血小板製剤」「全血製剤」があります。
これらの採血後の有効期限は次のようになっています。
・血漿製剤:採血後1年間
・赤血球製剤:採血後21日間
・全血製剤:採血後21日間
・血小板製剤:採血後4日間
献血で採血されたもので、血漿製剤の1年間以外は1ヶ月以内には
有効期限が切れてしまうため継続的な献血が行われているのです。

菌血症になる可能性から遠慮されることも。
出血を伴う歯科治療の場合、抜歯などで口腔内常在菌が血中に入り、
菌血症になる可能性があるため、治療後3日間は献血出来ないようです。
歯石除去も同じく献血できないようです。
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歯と言えば、歯ぎしりにかかる力がどのぐらいなのか知っていますか?
・歯ぎしりにかかる力(噛む力)はどのくらい?歯ぎしりの原因は?
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以上、献血はなぜいつも呼びかけてる?頻繁に呼び込む理由とは?でした。

「めりはりをつける」
このような言葉を聞いたことあると思います。
では、「めりはり」とはどういう意味なのでしょうか?

物事の強弱をはっきりさせること。
音楽で音の強弱などで使われたりする言葉です。
「めりはりがきいて、素晴らしい演奏だった」や「彼はめりはりをつけて仕事をしてくれる」
と言った感じで使われています。
また、「めりはり」は漢字で「減り張り」「乙張り」と書きます。

画像引用元:wikipedia「和楽器」
邦楽の弦や声の高低の「減る(める)」「張る」から来ている。
邦楽では、弦を緩めて基本の音より少し低くしたり、低い声を出すことを「減る」といいます。
また、高い音を出したり、高い声を出すことを「上る(かる)」といっており、
近世以降は「上る」の代わりに弦を強めに「張る」という使われ方から生まれました。
これから歌舞伎の世界に取り入れられるようになり、役者の演技の強弱などを「減り張り」というようになり
これが、音楽や演劇の他に小説や脚本から話し方や態度まで広く使われ
現在の「めりはり(減り張り)」となったとされています。
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また「いわくつき」と言う言葉がありますが、この語源が何か知っていますか?
・いわくつきの意味と語源とは
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以上、めりはりの意味と語源とはでした。