
「彼はやにわに走り出した」
この様に使われる言葉ですが、この「やにわに」とはどういう意味なのでしょうか?

間をおかずに次の行動を起こす、突然、いきなり、という意味。
「やにわに」は漢字で「矢庭に」とも書かれます。
「何かに気が付いたのか彼女は矢庭に部屋を後にした」や
「彼は矢庭に走り出した」などの言葉で使われています。

矢を射って戦っている場所を矢庭と呼ばれていた。
一説には、矢を射って戦っている場所を「矢庭」と呼ぶ例が「今昔物語」や「太平記」にみえることから、
そこから転じた物ではないのかという説があります。
「矢が急に飛んでくる」「急いで次の矢を撃つ」
そんな状況であることから、なんとなく「突然」という意味になるのもわかりますが、
どうも明確にはなっていない。
もう一説には「いやにわかに」の略とも言われています。
「いや」は強調、「にわかに」は「急に起こる、一時的に」という意味。
「にわかファン」「にわか雨」の「にわか」です。
「いや」が付くことで、「かなり急に」という意味になる。
よって、「矢庭」は当て字のような意味かもしれませんが、ハッキリはしません。
とりあえず、この二つの意味を知っておけば良いでしょう。
・とっさに
・不意に
・瞬く間に etc.
これらの言葉も、やにわにと同じ類語となっています。
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語源つながりで「おけら」という言葉の語源が何か知っていますか?
・おけらの意味と語源とは
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以上、やにわにの意味と語源とはでした。

「百葉箱」と言われても、一体何のことなのか分からないと思う人も居る事でしょう。
学校のどこかに「白い巣箱」のようなものを「百葉箱」といいます。
では、その百葉箱はいくらするのか知っていますか?
画像引用元:wikipedia「百葉箱」

画像引用元:wikipedia「百葉箱」
1つ15~30万円ほど。
百葉箱の高さや形で多少値段は変化しますが、
1つ15~30万円ほどの値段になります。
実は意外と値段は高いのです。

画像引用元:wikipedia「百葉箱」
百葉箱は気象観測のため使われる道具。
そもそも百葉箱は「気象観測」を目的としたものです。
なので、中には温度計や湿度計が設置されています。
また、なぜ白いのか?
それは白というのは、日光を反射することでできます。
その効果を利用して、百葉箱の中に熱がこもらないようするため白く塗っているのです。
また、百葉箱は基本的に高い位置に置いて、扉は北向きに置いてあります。
これも観測をするための条件として共通しています。
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観測といえば、晴れと曇りの違いは知っていますか?
・晴れと曇りの違い(定義)とは?
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以上、学校にある「百葉箱」の値段はいくらするのか?でした。

学校で三角定規を使う時に、穴が開いているのを見たことあると思います。
では、なぜ穴を開けているのでしょうか?

三角定規に穴があけられている理由は諸説ありますが、次のような理由が挙げられます。
1、紙にしっかりと固定するため。
2、定規と紙の間の空気を抜くため。
3、温度変化による変形を防ぐため。
4、定規をとりやすくするため。
主にこのような役割があるとされています。
しかし、変形がどの程度効果があるのか、金属製でも三角定規に穴が開いているなど
納得いかない部分もあります。

中央の穴から指でしっかり固定する。
三角定規は直線定規と違い線を引くと、ずれやすいです。
なので、上から押さえただけでは不安定な事から、
中央の穴から、指でしっかり固定する必要があるのです。
単にコストやひび割れ防止のため。
なぜ丸い穴なのか?それは単にコストが安いことや
角が無い方がひび割れが生じないからとされています。
また、教師が黒板で使うような大きな三角定規は
取っ手がつけられていたり、穴が角が丸みを帯びた三角形のものがあります。
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三角形と言えば、ビルなどの大きな建物の窓に赤い三角のマークが付いていることがありますが
そのマークの正体は知っていますか?
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以上、三角定規に穴が開けられている理由とはでした。