
「あこぎ」
あまり聞かない言葉だと思います。
では「あこぎ」とはどういう意味なのでしょうか?

しつこく、あつかましいことを意味している。
際限なくむさぼることなどで使われる言葉で
「あこぎな男性で困る」という感じで使います。

画像引用元:http://moriumi.web.fc2.com
母親想いの男が禁漁区で密漁したことから来ている。
「あこぎ」とは漢字で「阿漕」と書きます。
これは三重県、伊勢の「阿漕ヶ浦」という禁漁区が関係しており、
かつては伊勢神宮に奉納する魚を取る場所として一般人が漁をすることは禁止されていました。
あるとき、平次という男が病気の母に魚を食べさせたいという思いから、この規則を破り密漁を繰り返していました。
しかし、この密猟が発覚して捕らえられ、罰として海に沈められたという逸話があります。
このことから、「あこぎ」は「繰り返し同じことをする」という意味で使われるようになり、
次第に「隠れて悪いことをする」という意味が強まり、現在のしつこく、あつかましいという意味に変化したとされています。
・冷徹
・因業
・非常 etc.
これらの言葉も、あこぎの類語となっています。
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また「ろくでなし」と言う言葉を聞いたことあると思いますが、この語源が何か知っていますか?
・ろくでなしの意味と語源とは
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以上、あこぎの意味と語源とは?でした。

スーパーなどで並べられている食パンの袋には、プラスチック製の四角いものでとめられている。
見たことはあっても名前まで知っている人は少ないと思います。

引用元:wikipedia「バック・クロージャー」
食パンなどの袋をとめるプラスチック製の留め具の名前は「バック・クロージャー」と呼ぶ。
この留め具は1952年にアメリカのクイック・ロック社の創業者であるフロイド・パクストン開発されたもので
元々はリンゴの袋詰めのために作られたものです。
リンゴの袋の口を簡単に閉じることができるとしてリンゴ生産者の間で評判になりしました。
その後、製パン業ではオーバーラップの包装をしていたのですが
クロージャーのほうが良いということで、パンの袋詰めに使われるようになりました。

クロージャーは飛行機の中で生まれた。
「りんごを袋詰めしたあとに袋の口を簡単に閉じる方法はないか?」というリンゴ生産者からの依頼から
パクストンは移動中の飛行機の中で考え、小さいポケットナイフとプラスチックの破片を使ってアイデアを形にしました。
それがクロージャーの原型となったようです。

引用元:石川建設株式会社http://www.ishikawa-inc.co.jp
バック・クロージャーは日本では唯一「クイック・ロック・ジャパン株式会社」のみが製造している。
1962年にはクイック・ロックコーポレーション本社・工場となる新工場が完成して
のちにアメリカに2ヶ所、カナダ、日本、アイルランドオーストラリアに工場・販売拠点をもつようになりました。
日本では山崎製パンやリョーユーパンなど大手の会社に納入しており年間26億個も生産・消費されいます。
詳しいクロージャーの歴史はクイック・ロック・ジャパン株式会社HPのこちらを見よう。
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ちなみに、肉まんなどの下に敷かれている紙の名前が何か知っていますか?
・中華まんの下についている紙の名前とは?
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以上、食パンの袋に使われている四角い留め具の名前とはでした。

別に腐っていないのに漢字で「豆腐」と書かれています。
なぜ、そのように呼ばれているのでしょうか?

中国の名称から由来している。
一説には中国に留学していた僧によって伝えられたことから、そのような名称がついたとされています。
中国語で「腐(ふう)」は「ブヨブヨしたもの」を意味しており、「ブヨブヨした豆」ということから「豆腐」となったとされています。

日本に来たのは鎌倉時代ごろとされている。
豆腐が日本に来た時期は諸説あり、はっきりとしていません。
諸説の中には空海によって伝えられた説、鎌倉時代の帰化僧により伝えられた説の他に
ゆばやこんにゃくと共に鎌倉時代に伝来したのではないかと言う説もあります。
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以上、腐っていないのに豆腐と呼ばれている理由でした。